こんにちは、yumiです。
ファッションとアートが大好きな私、ポスターのビジュアルに惹かれて、東京の三菱一号館美術館でやっている「マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展」に行ってきました。
100年前のものだけど、現代のオートクチュールにも出てきそうな綺麗なドレスがたくさんでテンションが上がりました🎵
Contents
ファッションデザイナーのマリアノ・フォルチュニとは
スペイン生まれ、パリ育ち、20世紀初頭にイタリアのヴェネチアでデザイナーとして活動していた人です。
パリに自身の名を冠したお店も出しており、当時の服飾界では大成功を収めたようです。
お父さんは画家(なんと、プラド美術館の館長!)で、マリアノ自身も最初は画家としてキャリアをスタートし、舞台芸術家も経てファッションデザイナーになった多彩な人です。
マリアノ・フォルチュニといえば「デルフォス」という有名なドレス!
展覧会場にいくつも飾ってあったのが、「デルフォス」という名のドレス。(こちらは黒ですが、赤・紫・シャンパンベージュなどもあり、カラフルで綺麗でした)
(出展)公式フォトギャラリー
「デルフォス」の語源は、ギリシャのデルフォイ神殿。20世紀初頭は、西洋の古代文明が一種のブームになっており、当時の彫刻が着ていた服からインスピレーションを受けたそうです。
素材は日本や中国製のシルク。シルク独特の落ち感があり、とても綺麗です。
まだコルセットで締め付ける服が一般的だった時代に、身体のラインに沿うゆったりしたラインの服を発表し、当時は画期的な商品だったようです。
マリアノ・フォルチュニと日本との関係
こちらのような、「着物!?」と見紛うような展示品もたくさんありました。
(出展)公式フォトギャラリー
裕福な家庭で育ったマリアノは、実母が日本の着物を収集していたことから、日本の服飾文化にも造詣が深かったとのこと。着物の影響を受けたコートなどの上衣もデザインしています。
マリアノ・フォルチュニの工房は現在も続いているのか
マリアノのヴェネチアの工房は、彼の死後、妻の意思により閉鎖されました。
現在は、マリアノのデザインをそのまま受け継ぐ服は残念ながら作られていないようです。
でも彼の影響を受けているデザイナーは現代でも多く、2016春夏シーズンのValentinoのコレクションでは「デルフォス」を彷彿とさせるドレスがたくさんあります。
👆このYoutubeは、実際に展覧会場で流れていました。
フォルチュニのコレクションはどこで見られるのか
今回の展覧会は、2019年10月6日まで。
コレクションはヴェネチアにある「フォルチュニ美術館」から来ており、ヴェネチアに行けば全て見られます。
この美術館は、元はデザイン工房だったところなので、実際にデザインしていた机や絵画道具などがそのまま残されています。
ヴェネチアに行く機会があれば行ってみたい・・!
おまけ:赤ちゃんとベビーカーでも美術館には行けました
実は私、9ヶ月の娘を連れてベビーカーでこの展覧会に行きました。(実はベビーカーでの美術館はこれが3回目)
たまたま(ラッキーだった!)寝てくれていたので周りを気にせずゆっくり見られました。
会場は1階〜3階ですが、エレベーターがあり係員が丁寧に案内してくれるので安心です。
また、展覧会場の合間には外の庭が見える廊下もあり、もし泣いてしまっても一旦連れ出してまた戻る、ということもできそうでした。
・・以上、東京の三菱一号館美術館で開催中の「マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展」についてレポートしました。
ファッションが好きな女性の方にはとってもおすすめなので、機会があればぜひ展覧会場に足を運んでみてください😃